どんな職業か
メガネ店で来店客の視力を測定し、顧客に合った商品の選定・加工を行う。 販売担当は顧客の好みや雰囲気に合わせてフレームの形やデザイン、色などのアドバイスをして、商品を勧める。ブランド品をはじめ、どのような商品を仕入れるかを考えるのも、販売担当者の仕事である。 希望のフレームやレンズの材質が決まると、測定担当は通常の視力測定やオートレフラクトメーター等を使用した測定で視力を測定して、近視や遠視、乱視などの度数を測り、最も具合よく見えるレンズを選ぶ。また、メガネの使用目的に合った光学中心位置を定める。 加工担当の仕事は、測定データをもとにフレームの形に合わせてレンズを削り、フレームにはめ込む作業を行う。現在では、自動加工機(パターンレスエッジャー)にフレームとレンズをセットしさえすればほとんど仕上がるようになっている。また、修理ができるフレームについては、壊れた場合の修理も行う。 フィッティング担当は仕上がったメガネを顧客の鼻や耳の形や好みに合わせて最終的な調整を行う。頭部の形状や掛け具合の好みが千差万別であり、自動化ができないため経験を要する作業である。 これら全ての工程を一人で担当するケースもある。 また、コンタクトレンズについては、高度医療機器なので眼科医の処方箋に基づいた販売を行う。装着については、事故を起こさないよう使用目的にあったレンズ選択のアドバイスや管理が必要なレンズについては管理方法やケア用品の使用について説明する。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 オートレフラクトメーター、自動加工機(パターンレスエッジャー)、レジ(小売店、レストラン等)
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 傾聴力 | 4.5 | 212 / 498 | 上位43% |
| 説明力 | 4.0 | 231 / 498 | 上位46% |
| 読解力 | 3.9 | 221 / 498 | 上位44% |
| 文章力 | 3.7 | 229 / 498 | 上位46% |
| 指導 | 3.7 | 196 / 498 | 上位39% |
| 他者の反応の理解 | 3.3 | 281 / 498 | 上位56% |
| 説得 | 3.2 | 253 / 498 | 上位51% |
| 道具、機器、設備の選択 | 3.2 | 154 / 498 | 上位31% |
| 交渉 | 3.1 | 244 / 498 | 上位49% |
| 対人援助サービス | 3.1 | 225 / 498 | 上位45% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 顧客サービス・対人サービス | 3.3 | 37 / 508 | 上位7% |
| 販売・マーケティング | 2.8 | 26 / 508 | 上位5% |
| 医学・歯学 | 1.9 | 73 / 508 | 上位14% |
| 心理学 | 1.8 | 90 / 508 | 上位18% |
| 日本語の語彙・文法 | 1.8 | 182 / 508 | 上位36% |
| ビジネスと経営 | 1.7 | 119 / 508 | 上位23% |
| 生産・加工 | 1.7 | 134 / 508 | 上位26% |
| 事務処理 | 1.6 | 307 / 508 | 上位60% |
| コミュニケーションとメディア | 1.6 | 186 / 508 | 上位37% |
| 教育訓練 | 1.5 | 152 / 508 | 上位30% |
アビリティ
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| トラブルの察知 | 3.4 | 198 / 426 | 上位46% |
| 指先の器用さ | 3.3 | 21 / 426 | 上位5% |
| 発話表現 | 3.1 | 175 / 426 | 上位41% |
| 手腕の器用さ | 3.1 | 51 / 426 | 上位12% |
| 近接視力 | 3.1 | 15 / 426 | 上位4% |
| 記述表現 | 3.1 | 182 / 426 | 上位43% |
| 発話理解 | 2.9 | 199 / 426 | 上位47% |
| 帰納的推論 | 2.9 | 157 / 426 | 上位37% |
| 色の違いを見分ける力 | 2.9 | 70 / 426 | 上位16% |
| 演繹的推論 | 2.9 | 189 / 426 | 上位44% |
仕事内容
- 眼鏡店に来店したお客の視力を測定し、お客に合った商品の選定・加工をする。
- 店頭に商品を陳列する。
- 視力・視野などについて、客からの相談を受け、説明する。
- お客が使用している現行レンズの種類を調べるために、レンズ測定計、レンズ分析器を操作する。
- お客の視力を測定するために、通常の視力検査を行ったり、オートレフラクトメーター(眼の屈折度を測定する装置)を操作する。
- お客のサイズ(鼻梁、眼のサイズ、こめかみの長さ、頭位、瞳孔間距離、視覚的中心線など)を測るために、測定機器を操作する。
- 測定の結果をもとに、必要な視力が出るようなレンズを選択する。
- お客のニーズに合った特殊レンズ、コーティング、フレームを推薦する。
- お客の希望を確認しながら、レンズを決定する。
- お客がフレームを選ぶ際にデザインのアドバイスしたり、顔や眼の位置を測ってフレームを調整したりする。
- レンズを加工処理したり、眼鏡を調整するための作業指示書を作成する。
- 処方箋に従い、レンズの加工処理をする。
- 加工処理したレンズが仕様書に合致しているかどうかを確認する。
- レンズを削って加工するために、自動加工機(パターンレスエッジャー)を操作する。
- プライヤー(ペンチ)や手を用いて、眼鏡のレンズに合わせてプラスチックあるいはメタルのフレームを加熱・整形する。
- 眼鏡の適切な装着法や手入れ法についてお客に説明する。
- 破損したフレームを修理する。
- 医師の指示のもと、角膜のカーブを測定するオフサルモメーターを操作する。
- お客にコンタクトレンズの装着方法を指導する。
- 眼の障害や事故を起こさないよう、コンタクトレンズの使用方法の説明や、管理方法などをお客に指導する。
- 聴力を検査するために、測定機器を操作する。
- メガネに関する備品や補聴器などを販売する。
- お客の処方データを顧客台帳に記録する。
- 過去の購入履歴や受注状況等、顧客情報を管理する。
- お客のクレームに対応する。
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、メガネ関係の専門学校を卒業すると有利である。メガネ販売店からの求人が、眼鏡専門学校にくることも多い。 関連する資格として、「眼鏡作製技能士」がある。視力測定や、レンズ・フレームの選定、フィッティングの調整、レンズのレイアウトなど、一定以上の知識・技術があることを証明する資格である。 専門技術・知識だけでなく、接客や販売、経営マネージメントといった接客業の能力も求められる。来店客の希望を素早く理解し、豊富な商品バリエーションの中から最も適した商品を選び出すセンスも必要である。 専門知識・技術を背景に、顧客の悩みや目的に応じて視力とメガネのアドバイスをすることが重要となっている。また、コンタクトレンズの利用者の増加に伴い、コンタクトレンズの装着指導技術が求められるようになっている。 経験を積み、専門的技術を磨くことにより、独立して小売店を開くケースもある。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 大卒 | 0.6 |
| 高卒 | 0.3 |
| 専門学校卒 | 0.2 |
| 短大卒 | 0.2 |
| わからない | 0.1 |
| 高卒未満 | 0.0 |
関連する資格
- 眼鏡作製技能士
給料
賃金構造基本統計調査では「その他の商品販売従事者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には3の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 351.8千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 935.5千円 |
| 平均年齢 | 41.9歳 |
| 平均勤続年数 | 12.6年 |
| 労働者数 | 14,700人 |
男女で見た給与
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤284.7千円
- ≤314.7千円
- ≤329千円
- ≤349.9千円
- ≤396千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「販売従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率2.6%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人161.9千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比11.6%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比12.9%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
販売従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 販売49.7%
- サービス職業22.3%
- 事務9.9%
- 専門的・技術的職業6%
- 運搬・清掃・包装等5.6%
- 生産工程2.7%
- その他2.4%
この分類に入った人のうち、50.3%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
メガネ店に正社員として勤務するのが一般的である。若年者から中高年齢者まで幅広い年齢層の人々が働いている。 従来は男性が多い職業であったが、最近ではサービスやファッション面を考えたきめ細やかな感性が求められており、カラーアナリストなど資格を生かし、女性も活躍している。 土日祝日が最も忙しくなるため、平日に休みを取るケースが多い。勤務時間は、働く企業や店舗の営業時間に準じる。 従来の個人経営のメガネ店に加え、チェーン店が全国各地に進出しているため、入職機会は多い。一方で販売店間の競争もあり、より高い技術レベル、より豊かなセンスが求められるようになっている。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- ハンバーガーショップ店長近さ 0.493
- スーパー店長近さ 0.439
- 歯科医師近さ 0.424
- ブライダルコーディネーター近さ 0.400
- 自動車営業近さ 0.390
- 視能訓練士近さ 0.369
- スタイリスト近さ 0.369
- 動物看護近さ 0.367
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)